〔あやしい古典文学の壺〕に次の二編を追加しました。
「真っ黒な大坊主」:闇夜の怪坊主といったら、だいたい黒坊主です。赤坊主でも青坊主でも七色坊主でも恐ろしいわけですが、そういうのはなかなか出てこない。今と違って昔の夜の闇は果てしなく深く、闇自体が怪異だったということでしょう。
「墨のように黒い神」:便所の神様なんて、祀ってご利益がある気もしないし、なんなんだろうと思いますが、実際には厠神といって、しっかり祀られています。調べてみるとそれなりに理屈もつけられています。でも、ここで出てくるような気持ちが悪いだけのやつとは違うんでしょう。
-さま:
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