Amazon Kindle 本として、電子ブック『怪の壺 幻妖なぞ語り』を出版しました。
『怪の壺 妖異童話集』から1年半ぶりの出版になります。
怪異談はそもそも謎の要素を多分に含みますが、その中でも謎めいた幻想味の漂うものや読み終えても不思議が晴れないものを選んでみました。書籍化するにあたり、あらためて文面を推敲し、読みやすく手を加えたつもりです。
詳しくは 下記をご参照ください。
Amazon Kindle 本として、電子ブック『怪の壺 幻妖なぞ語り』を出版しました。
『怪の壺 妖異童話集』から1年半ぶりの出版になります。
怪異談はそもそも謎の要素を多分に含みますが、その中でも謎めいた幻想味の漂うものや読み終えても不思議が晴れないものを選んでみました。書籍化するにあたり、あらためて文面を推敲し、読みやすく手を加えたつもりです。
詳しくは 下記をご参照ください。
〔あやしい古典文学の壺〕に次の2編を追加しました。
「古酒」:漆状の酒(?)を飲む勇気はありませんね。Rakutenには、200年以上昔のナポレオン時代に蒸留されたというコニャックが、330万円くらいで出ています。でも古い酒をありがたがる気持ちはよくわからないし、美味かどうかも、飲んだことがないからわかりません。
「酒塊」:あやしい古典の世界では「酒虫」という有名な寄生虫がいて、宿主に際限のない飲酒欲を催させるのですが、見方を変えると、宿主の飲む酒を横取りして全部飲んでしまう虫で、だから宿主は際限なく酒が飲めるとも考えられます。この話の「酒塊」は、そうした虫が飲みすぎて悪酔いし、吐き出されてしまったのでしょうか。
ハルさま:
>どちらもハクチョウにはあまり似てないかな?
あんな腰高のハクチョウはいません。
>鳳五郎のネーミングセンスが好き。
vogel→鳳五郎。なんだか嬉しくなるネーミングですね。
〔あやしい古典文学の壺〕に2編追加しました。
「母と女房を殺した男」:願を破って酒を飲んだぐらいでこれほどの罰が当たったら、たまりませんね。でも願掛けなんて、しないに越したことはないとも思うのです。酒断ちなら自分次第だし、できなくても罰は当たりませんから。
「新妻狂暴」:死霊のユニークな暴れっぷりが、なんだか痛快な気もします。気の毒な新妻なんですが、それはそれとして…。
〔あやしい古典文学の壺〕に2編追加しました。
「苦潮」:これは海底付近に形成された酸素が極端に少ない水塊(貧酸素水塊)が海面に上がってきたもので、淡青色をしていることが多く、「青潮」とも呼ばれます。飲んだら即死するような強毒ではありませんが、魚介類は大量死します。
「雹害」:記録によれば大正七年、熊谷で直径30センチ、重さ3.4キロの雹が降ったそうですから、この話の雹もありうるサイズです。当たったらまず死にますな。
ハルさま:
>油揚げの原料は稲じゃなく大豆だ!
その油揚げを供える理由ですが、狐が害獣の鼠を捕ってくれるというので、もともとは鼠の油揚げを供えたらしいんですね。まあでも、なぜ鼠そのままでなく油で揚げたのかは分かりません。