たそがれ壺記

古典の森に棲み暮らし、奇談・怪談を語る偏人のブログです。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【あやしい古典文学の壺】02/21日付の更新について

次の二編を追加しました。 「鼠が怖い」:日本に初めて象が渡来したのは、本文にあるように応永15年(1408)で、若狭の小浜に漂着した船に積まれていたとされます。室町時代、足利四代将軍義持のときです。その後象は、信長のころや秀吉のころにも来たらしく…

【あやしい古典文学の壺】02/11日付の更新について

次の二編を追加しました。 「雷鳥・岩鳥」:「岩鳥」について本文には「これは『農鳥岳』の農鳥と同様の説だろうか」とありますが、そうではありません。「農鳥」は山腹にあらわれる雪形なのに対して、「岩鳥」は雷鳥の別名ともいわれ、おそらく実際の鳥です…

【あやしい古典文学の壺】02/01日付の更新について

次の二編を追加しました。 「美濃山中の仙女」:中国の仙人・仙女というのは、不老不死であるうえに通力を有し、天界と往来できるといったことが必要ですが、日本のそれは、単に山の中で長生きしていればいいような趣があります。まあでも、考えてみれば、長…