たそがれ壺記

古典の森に棲み暮らし、奇談・怪談を語る偏人のブログです。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【あやしい古典文学の壺】07/21更新について

次の二編を追加しました。 「毛と煙」:富士山の宝永大噴火後に毛が降ったという記録は多く残されており、さまざまに考察されています。でも、あやしい古典文学としては、「おお、毛が降ったか。さぞ見ものだったろう」「黒煙が出たか、けむかったろうな」な…

【あやしい古典文学の壺】07/11更新について

次の二編を追加しました。 「貧乏神の祠」:貧乏神の像というと、ねずみ男に似たのをよく見かけますね。あれだったら何となく親近感がわいて、盗みたくなるかもしれない。しかしまあ、神体まで無くなるとは、貧乏の極みではあります。 「通う神」:道祖神は…

【あやしい古典文学の壺】07/01更新について

次の二編を追加しました。 「怪兎」:後足4本・前足2本、ケンタウルスのような体躯を想像しました。しかも両性具有、うかつに手を出すべきでないように思うが。 「異火」:蛍火のごとく集い、星空のごとく散り輝く火群。こんな火に包まれたら夢幻のうちに…