たそがれ壺記

古典の森に棲み暮らし、奇談・怪談を語る偏人のブログです。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【あやしい古典文学】08/22更新について

次の二編を追加しました。 「山寺の夜」:妖怪じゃなくて、先に便所に入っていた人かもしれない。あんがい親切な人だったのでは…。 「妖怪の湯治」:便所の妖怪はいろいろです。中から戸を閉ざしいて開けられなくするなんてのは、迷惑だけど怖くはありません…

【あやしい古典文学】08/11更新について

次の二編を追加しました。 「幽霊の帰還」:四谷の墓地で心中したのが叔父たちでなければ、いったい何者だったのか。そのことを登場人物の誰も問題にしていないのが不思議です。 「俳諧師の終焉」:三我が十四日に棺桶屋に現れたとき、同道していた出家はい…

紙の本

この春に『女妖百物語』『妖異童話集』を電子ブックとして出しましたが、古い人間の私は、どうも物足りない気がして、ペーパーバック版を新たに刊行しました。電子ブックと一緒にAmazonで売っています。内容は電子ブックと同じで、値段は8倍ほどしますから…

【あやしい古典文学の壺】08/01更新について

次の二編を追加しました。 「龍に巻かれる」:オズの魔法使いの例を出すまでもなく、人や車、家などが竜巻に巻き上げられた逸話は幾らでもあります。この話のように行列中の侍と馬だけというピンポイントを突いた被災が実際にありうるのか分かりませんが、そ…