たそがれ壺記

古典の森に棲み暮らし、奇談・怪談を語る偏人のブログです。

8/01【あやしい古典文学の壺】の更新について

以下の2編を追加しました。
No.1589「狐火奪取」。狐火については、この場合のような撥型の発火装置のほかに、球状の光を放つもの(狐の玉)を持ち歩いている話もあります。いずれにせよ、こうした狐火は怪をなすことが目的ではなく、夜の食物採集の道具なのですね。奪還に必死な様子がいじらしい。
No.1590「姫路を乗物で通ったもの」。No.1588「御朱印婆」の狐版ともいえます。狐らしく捻りのきいた騙しようです。