たそがれ壺記

古典の森に棲み暮らし、奇談・怪談を語る偏人のブログです。

【あやしい古典文学の壺】03/21更新について

次の二編を追加しました。

「鬼殿の怪」:いわゆる「地縛霊」というやつです。現在「鬼殿」という地名はありませんが、三条通東洞院通の交差点の北東、中京郵便局付近とのこと。

寄生虫男」:新任の信濃守が何か不都合なことをしでかしたわけでもないのに、在国の次官の意地悪で、あえなく溶けてしまった。まことに気の毒な話です。クルミは実際に虫下しの薬になるそうですが、平安の昔、すでに広く用いられていたとは驚き。

ハルさま:
>途中、もしやこの非人も狐なのでは?なんて思いながら…
おお、そこまでは考えなかった。私も狐に化かされる素質が十分ありますね。