次の二編を追加しました。
「鬼殿の怪」:いわゆる「地縛霊」というやつです。現在「鬼殿」という地名はありませんが、三条通と東洞院通の交差点の北東、中京郵便局付近とのこと。
「寄生虫男」:新任の信濃守が何か不都合なことをしでかしたわけでもないのに、在国の次官の意地悪で、あえなく溶けてしまった。まことに気の毒な話です。クルミは実際に虫下しの薬になるそうですが、平安の昔、すでに広く用いられていたとは驚き。
ハルさま:
>途中、もしやこの非人も狐なのでは?なんて思いながら…
おお、そこまでは考えなかった。私も狐に化かされる素質が十分ありますね。