次の二編を追加しました。
「火見番墜落」:若いころには意気がって危ない行動をしがちです。この番人もそうだったのか、あるいは考えあっての自死なのか。
「生首櫓」:死骸を奪い去る妖怪としては火車が代表的で、ほかにも死神坊主とか化け猫とかいろいろいます。この場合、首ないし全身が櫓の上にあったとのことですが、梯子段を運び上げたというより、空飛ぶ何ものかによると思われます。
ハルさま:
>生首櫓:結局…何も分からないままなんですね。
話の末尾を「狐狸の仕業であろう」とか「前世の因縁にちがいない」などと、分かったような分からないような結末にしていることも多いなか、謎のままというのも味わい深いと思いますが、いかがでしょうか。
>火見番墜落:…そもそも怪異とは何だったのか?
物陰から人語で話しかけるとか、障子の向こうで踊るとか、そういうたわいない怪異だといいですね。