たそがれ壺記

古典の森に棲み暮らし、奇談・怪談を語る偏人のブログです。

【あやしい古典文学の壺】10/21更新について

次の二編を追加しました。

「甥天狗」:どうも天狗というのは、胡散臭さがぬぐえません。この話の天狗も、もっともらしいことを言っていますが、一筋縄ではいかない奴らだと思えます。

「先祖伝来の悪霊」:督姫は後々「毒饅頭事件」という噂が語られます。夫池田輝政の死後、実子の忠継に姫路藩を継がせるため、輝政の長子利隆を毒殺しようとしたというもので、これは事実無根のようですが、そんな噂がたつほど、家康の娘であるのを笠に着て、横暴に振る舞うことが多かったのかもしれません。

ハルさま:
>夏の日にくっきりと現れる黒い影が付いてくるのを見ると、なんとなく身体がぞわぞわとします。
先日、写真を整理していたら、地面にのびる影だけが写った一枚がありました。それは私自身の影らしいのですが、撮った記憶はありません。何か不思議なものに逢った思いで、見入ってしまいました。