たそがれ壺記

古典の森に棲み暮らし、奇談・怪談を語る偏人のブログです。

【座敷浪人の壺蔵】4/21更新について

あやしい古典文学の壺〕に、次の二編を追加しました。

山中で鳴くもの」:「蛟竜」とは、水中に棲む竜の幼生で、風雨に時機を得て雲に乗り、天に昇って竜となるのだそうです。鳴き声は、「今だ、さあ行くぞ」と気合を入れているんでしょう。

赤城山の妖竜」:こちらは上の蛟竜とは桁違いに、ド派手な昇天ぶり。はた迷惑にもほどがあります。神霊の化身老人の雄弁は見事。いつもの話に比べてずいぶん長いですが、我慢して読んでもらえると嬉しいです。