〔あやしい古典文学の壺〕に4編追加しました。
11/01「鶴・白鳥」:鳥の肉はみな美味なもののようで、あのカラスでさえ食べればかなりイケるとのことです。気力が増すかどうかは分かりません。
「巴西侯」:牧歌的な妖怪の時代の終わりを思わせる、ちょっと身につまされる話でもあります。
11/11「味気ない大魚」:イルカや小型のクジラを推測させる描写ですが、それらであれば海岸の住民が知らないはずはないので、やはり未知の魚だったのでしょう。
「遡上」:調べてみたら「プリオノスクス」という約2億7,000万年前の両生類は、体長が9メートルほどあったとのことです。いやあ、太古のロマンですなあ。
ハルさま:
>許真の結婚…子供たちが早逝したのは寿命が狐寄りだったからなのかしら…。
これは考えなかった。納得です。
>遡上…山椒魚は海に居たのだという結論はややこじつけっぽいですが、…
まあそうなんだけど、「ヤマメの稚魚の一部は海に下って豊富な食にありつき、巨大なサクラマスとなって再び遡上する」というのを連想して、私は面白いと思いました。