[あやしい古典文学の壺]に12編追加しました。
5/01「越後の海坊主」:海坊主はふつう海上で遭遇するもので、不吉な前兆だとされますが、上陸した場合は大不吉なんでしょうか。でも、ゴジラの上陸などと比べれば、さしたることでないと言えそうです。
「高尾の隠鬼」:加賀一向一揆の死者の怨霊たちか。最後のやつは重病の狸とも思われますが…。
5/11「二人の盗賊」:これだけタイプの違う盗賊が組んで働いたというところが謎。
「日田鬼太夫」:鉄身の小冠者は、砂鉄の産地にしてたたら製鉄の本場の出雲地方を体現した存在とも言えます。アキレスみたいな弱点を抱えているあたりが人間的。
5/21「犬vs.狐」「犬をたぶらかす狐」:犬と狐は、あんがい通じあうところがあるのかもしれません。どちらもイヌ科だし…。
6/01「隠居の幽霊」:往生際が悪くてドタバタするのが狸っぽい。
「河童の害」:筑後川の河童の活動はまた格別です。じつは本流と支流を伝って行動範囲もずいぶん広い。
6/11「再び世に交わる」「土定の行者」:この手の話の代表は『春雨物語』の「世の縁」。まあ土定は未練・執着が残りやすい方法だと思えます。是非はともかく、火定なんかは勝負が早い。
6/21「倹約法」:軽い艶笑譚として、わりとよく語られる類の話。
「大物の売買」:大陰嚢は「象皮病」でしょうね。
ハルさま:
>日田鬼太夫:バラバラになるほどやらんでも。
鉄身だから、関節部分の柔軟性がなかったんだと思われます。
>大物の売買:…半端に値切ったりしたからでしょう。…?
なるほど、三分の一に値切ったから、大陰嚢も三分の一か。気がつかなかった。