〔あやしい古典文学の壺〕に10編追加しました。
4/19「親孝行侍」:安政四年、じっさいにこうした事件があったらしい。斬りかかったのは細川家の侍で、事後、国許に送還されたそうです。侍のその後は分かりませんが、さすがに加増はなかったかと…。
「石の佐与姫」:佐与姫(佐用姫)が化したとされる岩は、唐津周辺にいくつかあるようです。その一つ「佐用姫岩」は、まさに巨牛を思わせる大きさで、「姫」には見えません。
5/01「異形の双子」「ともし火の女」:人の世は、不条理で説明しがたいことばかりですね。
5/11「雷獣になりたい」:そもそも雷獣なんかになって、何かいいことがあるのだろうか。
「牛擬村」:『日本霊異記』には、息子の稻十束ほどを無断で他人に与えた父親が、牛に生まれて罪を償ったとかいう話があったりします。仏教的な因果話は、そこまですることかと思えるのが多い。
5/23「土雀」:愛らしさと切なさを、しみじみと感じさせます。領主のくだりはどうでもいい。
「手之子大明神」:なんですかね、これは。爺さんももうちょっと無難な方法をとれただろうに。
6/02「やまてて」:山父(やまちち)とか山爺(やまじじい)などとも呼ばれ、各地にさまざまな伝説があります。一つ目で一本足だったりもします。
「座頭と山神」:偉ぶらない素朴で牧歌的な山神だと思います。
ハルさま:
>雷獣って、…古猫からステップアップするパターンもあるんですね。
これねえ、私も意外で虚を突かれました。「手之子大明神」なんかもそうですが、長年あれこれと読みあさってきても、いまだに思いがけない話に出会えるのだなあ、と感心します。
かとあつさま:
面白く読んでいただいて、こちらも嬉しいです。じつは〔あやしい古典文学の壺〕はNo.2000をもって定期的な追加更新を終わります。つまりあと1編を残すのみですが、サイトそのものは閉じず、しばらくWEB上に置いておくつもりなので、暇なときなどにまた読みに来てください。