たそがれ壺記

古典の森に棲み暮らし、奇談・怪談を語る偏人のブログです。

2023-01-01から1年間の記事一覧

【座敷浪人の壺蔵】更新について

〔あやしい古典文学の壺〕に8編追加しました。 11/21「機転の泥棒」:うまく気絶してくれたからよかったけど…。「惣助失踪」:天狗の手下にされた人が惣助みたいな行動をとる話を、いくつか知っています。12/01「赤蜘蛛」:寺側の攻勢が徹底的ですごい。「…

【座敷浪人の壺蔵】更新について

〔あやしい古典文学の壺〕に10編追加しました。 10/01「井戸に落雷」「天狗の漁猟」:昔の記事によれば、落雷の折りにたびたび雷獣が現れて(落ちて)そこらをうろうろし、捕えられたりしています。なかには食べられてしまったものもあります。天狗の場合、…

【座敷浪人の壺蔵】更新について

〔あやしい古典文学の壺〕に8編追加しました。 8/21「オサキ狐」「くだという怪獣」:キツネ系憑き物2種。オサキ狐のようなやつが、普通の犬猫と同様に繁殖してそこらを徘徊したら、たしかに困りものですね。 9/01「大物の運搬」:あやしい大物の運搬、どこ…

【座敷浪人の壺蔵】更新について

〔あやしい古典文学の壺〕に10編追加しました。 7/01「大人足跡・小人足跡」:大きい足跡を「たんたん法師の足跡」と呼ぶのは「ダイダラボッチの足跡」と同義でしょうが、小さいほうの「でらでら法師…」もダイダラボッチと思われ、こうなるとよく分かりませ…

【座敷浪人の壺蔵】更新について

〔あやしい古典文学の壺〕に8編追加しました。 5/21「泣き叫ぶ老人」:見苦しい、黙ってろ、とも思わせる姿ですが、これも次の「臨終の言動」と同様に病勢のなせるわざかもしれません。「臨終の言動」:まったく「僧の言は愚か」です。冷静な洞察をもって物…

【座敷浪人の壺蔵】更新について

〔あやしい古典文学の壺〕に8編追加しました。 04/11「毛の生えた熱いもの」:産まれたものの異様さが目を引きますが、その後生きたのか死んだのか、どうなったのだろう。「水を吸うもの」:いかにも奇妙なもので、イメージするのがひと苦労です。「鑓到火…

【座敷浪人の壺蔵】更新について

〔あやしい古典文学の壺〕に4編追加しました。 3/21「笛吹川の獺」:私は、水族館にいたりする獺の挙動には、なにか邪悪な雰囲気を感じます。妖獣の仲間にされるのも、気の毒ながら仕方がない気がしますね。ちなみに「海獺(ウミウソ)」はアシカの別名とさ…

【座敷浪人の壺蔵】更新について

〔あやしい古典文学の壺〕に6編追加しました。 2/21「竜巻」「頭蓋骨」:魚とか動物とかが空から降るのを「ファフロツキーズ現象」というんだそうです。世界各地でいろんなものが降った記録があります。それなりに説明がついている話もあって、例えばアイス…

新刊『変人わらわら草』

4冊目のKINDLE版電子ブックとして、このたび出版しました。詳しくはこちらを見てください。

【座敷浪人の壺蔵】更新について

〔あやしい古典文学の壺〕に6編追加しました。 1/21「処女懐胎」:本文でも触れられているように、類話はほかにもあるでしょう。艶笑譚として語られがちな内容で、そのぶん陳腐とも言えます。「富山の奇子」:ろくでもない赤子ですね。 2/01「蛇の出る幟」…

【座敷浪人の壺蔵】更新について

〔あやしい古典文学の壺〕に4編追加しました。 1/02「瘤の人」「坊主になるな、魚喰え」:正月らしく、めでたい気分になれるかもしれないのを選んで載せました。 1/11「男の首」:流言やデマが世相を覆うのはいつの時代も変わらず、むしろ今のほうがたちが…

2023年