たそがれ壺記

古典の森に棲み暮らし、奇談・怪談を語る偏人のブログです。

【座敷浪人の壺蔵】更新について

〔あやしい古典文学の壺〕に8編追加しました。

11/21「機転の泥棒」:うまく気絶してくれたからよかったけど…。
「惣助失踪」:天狗の手下にされた人が惣助みたいな行動をとる話を、いくつか知っています。
12/01「赤蜘蛛」:寺側の攻勢が徹底的ですごい。
「蜘蛛が来る病」:老女に押さえ込まれるくらいだから、蜘蛛の腕力はたいしたことない。最初は美女の姿で来て息子の血を吸い、弱ったところで蜘蛛の正体を現したのかも。
12/11「怨みの蛇」:後妻を追い払っただけで、取り殺したりしなかったあたり、余裕も感じられます。
「蛇気」:こちらの蛇は、やりすぎ。
12/21「白餅の怪」:正月が近いんで、餅が並ぶ話を…。
「雪童」:雪の精というと、代表が「雪女」や「雪女郎」で、子供サイズで可愛い感じの「雪ん子」なども思い浮かびます。一本足で跳び歩く「雪婆」、その子供型の「雪ん坊」なんてのもいて、「雪童」は「雪ん坊」の類型かと思われます。なんにせよ雪の精のくせに騒々しい。

ハルさま:
今年もまた1年おつきあいいただき、ありがとうございます。よいお年をお迎えください。