たそがれ壺記

古典の森に棲み暮らし、奇談・怪談を語る偏人のブログです。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2021年

【あやしい古典文学の壺】12/21日付の更新について

以下の2編を追加しました。 「火ともし鳥」:山鳥は夜分、火をともして山林を飛ぶとされます。この火ともし鳥も同類と思われます。火が徐々に大きくなったのは、監禁のストレスによるものでしょう。逃げ出せてよかった。なお、火災に飛び込んで燃えさしを咥…

【あやしい古典文学の壺】12/11日付の更新について

以下の2編を追加しました。 「藁人形」:大田南畝『半日閑話』にも出てくる話で、『日本随筆大成』所収のそれでは「神田藍染川の怪犬」と小見出しがついています。べつに犬が怪しいわけではないんですがね。岡本綺堂『半七捕物帳』でも使われていたはず。 …

【あやしい古典文学の壺】12/01日付の更新について

以下の二編を追加しました。 「男子出産」「懐妊男子」:神話・伝説の世界では、男性が出産するのは珍しくありません。SFでも時々語られていて、それが作品の魅力を生んでいる場合もあります。現実世界はどうかというと、性転換者における特異な条件下で出…