たそがれ壺記

古典の森に棲み暮らし、奇談・怪談を語る偏人のブログです。

【あやしい古典文学の壺】03/01日付の更新について

「袴幽霊」:手討ちにあったときの服装だからと袴姿で暢気に徘徊し、按摩を頼めば気軽に引き受ける。一見憎めないやつです。しかし、舟を沈めて罪のない人々を道連れにしたあたり、やはり怨霊ですね。

「手柄話」:勝鬼坊は、じつに久しぶりの登場。あやしい古典文学 No.782「勝鬼坊」と読み比べてみてください。

ハルさま:
>40年以上前、沖縄に運ばれてきた子供の象がいなくなり、いまだに行方不明……
この話は知りませんでした。調べてみたら、空港で檻を破って逃走したとか。生後11ヵ月の乳幼児ながら、さすが象、という感じです。「鼠が怖い」にあるように、泳いで故郷へ帰ろうとして、溺死したのかも。哀れなことだ。