〔あやしい古典文学の壺〕に4編追加しました。
11/21「山魅」:一般に「すだま」と呼ばれるやつの仲間でしょう。木こりに対する樹木の側の反撃ともとれるけど、やられようを見ると案外弱っちい。
「山神の祟り」:祟りというほどのことではなく、狐に化かされたとしか思えない。
12/01「山吹猫・出世猫」:府中城内では、猫に出会うたびに一喜一憂。難儀なことです。
「風来童子」:「畏れ多い筋の子」といっても、いわゆる貴種ではなく、叩いた腕を麻痺させるような異能があることから考えて、鬼神・山神の類の子かもと危ぶんだのでしょう。でもそれだと、追い出したら祟られそう。