たそがれ壺記

古典の森に棲み暮らし、奇談・怪談を語る偏人のブログです。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

妖異童話集

Amazon Kindle本として、電子ブック『怪の壺 妖異童話集』を出版しました。 3月に出版した『怪の壺 女妖百物語』と同じく、【あやしい古典文学の壺】から選びました。書籍化するにあたり、あらためて推敲して、読みやすくしたつもりです。Kindle本が読める…

【あやしい古典文学の壺】05/20更新について

次の二編を追加しました。 「海蛇」:この件で調べて、ウミヘビには、爬虫類のウミヘビ(海中環境に適応した蛇)と、魚類のウミヘビ(鰻やアナゴの仲間)があることを初めて知りました。ウミヘビはすべて魚だと、ずっと思い込んでいました。で、この話のウミ…

【あやしい古典文学の壺】05/11更新について

次の二編を追加しました。 「武勇の人」:川村氏が振り回した魚「タツ」。今の秋田地方で「ダツ」というのがそれではないかと思われます。つまり太刀魚ですから、夜闇で見れば刀に見えるのは納得できますが、盗賊が怯まず向かってきたらどうするのでしょうか…

【あやしい古典文学の壺】05/01更新について

次の二編を追加しました。 「試し物」:往来で通行人を突然斬るのではないやり口で、サイコキラーの気持ち悪さが色濃い悪人なのに、怨念に憑かれるやあっけなく狂死したのは拍子抜けです。 「指が痒い」:痒い指を擦って手が杓子みたいになったというあたり…